ロボット用小型CPUボード「VS-RC003」の後継機種
30chサーボモータ制御、音声出力、USB接続、IXBUSなどの仕様を引き継ぎ、更に入力電圧が5~10Vから5~16Vに拡張されました。
また、PCからの制御ソフトウェアに従来の機能を大きく進化させた「RobovieMaker2」が新しく付属しています。
こちらの通常版のほか、CPU基板単体のみ(付属品無し)のバルク版もご用意しております。
概要説明
- 対応電源電圧が10Vから16Vに拡張され、市販のHV仕様のサーボモータを接続できるようになりました
- サーボモータは30ch制御可能です
- USB接続によりシリアル変換ケーブル不要、また通信速度も高速です
- 音声出力機能を搭載しており、ロボットの動きに同期して音声再生が可能です(対応データはwaveサウンド形式です)
- 基板のサイズは従来のVS-RC003と同じ48x52mmです(マウント穴径図説)
- 最大2WのD級アンプ内蔵なので、スピーカを接続するだけで音が出ます(外部アンプも接続可能です)
- コントローラとして、三和電子機器(株)のProBo、もしくは市販のゲーム機用パッドを接続できます
- 拡張ポートとしてIXBUSポートを搭載しており、拡張基板が接続可能です
RobovieMaker2概要
VS-RC003HVに付属のソフトウェア「RobovieMaker2」は、従来のVS-RC003に付属していた「RobovieMaker for VS-RC003」を大幅に拡張したソフトウェアです。
主な特徴
- フローチャート式でモーションを組み立てられ、動作の組立てが容易
- モーション中に「条件分岐」や「変数演算」の機能が追加され、よりプログラマブルなモーション作成が可能
- サーボモータの個別脱力機能が追加され、モーション中などで任意にサーボモータの脱力が可能
- 操作マップの入力形式が拡張され、コントロール操作時に多種類のセンサ入力と多様な条件分岐が可能になり、自律的な動作の実現が容易
- サーボモータ出力式が拡張され、一つのサーボモータに「ジャイロセンサとコントローラのアナログスティック」など複数のデバイスのフィードバックを容易に設定可能
このように、一度にたくさんのセンサ入力に対応でき、例えばライントレースや障害物回避歩行のような自律動作や、アナログスティックによる8方向移動などのマスタスレーブ的な動作も容易に実現できます。
パーツリスト
- VS-RC003HV
- USBケーブル(mini-B)
- 電源接続コネクタ(片方圧着済み、先バラケーブル)
- CD-ROM(取扱説明書、RobovieMaker2)
製品仕様
サイズ | 52(W)×48(44)(D)x13(H)[mm] |
重量 | 21g |
CPU | LPC2148FBD64 |
動作クロック | 60MHz |
メモリ容量 | ROM:512kB、RAM:64kB |
サーボモータ出力 | 2W |
音声出力 | 60MHz |
対応電圧 | 5V~16V |
PCとのインターフェース | USB (HID) |
対応コントローラ | ゲーム用パッド、ProBo |
拡張ポート | IXBUS ×1 |
付属ソフトウェア | RobovieMaker2 (必要PC環境 CPU:Pentium3以降(1GHz以上推奨)、RAM:128MB、OS:Windows7/8/8.1/10、画面サイズ:XGA、インターフェース:USB) |
※本製品をご利用になる場合は、Windows7/8/8.1/10をインストールしたPC、及び一般的なPCの操作知識が必要となります。
※製品仕様その他は、予告なく変更する場合がございます。
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IXBUS拡張ボードシリーズ
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