Robovie-Xは、名称の「X」は柔軟性を表すFle「X」ible、また未知なる領域を開くロボットの意を込めています。シリーズは、標準型のX、初心者向けで組み立て・操作が容易なX Lite、上級者向けでハイパワー・多軸構成のX PROの3機種があります。
細身(Xは343(H)×180(W)×71(D)mm)ながら全身に多数の関節(Xは17軸、X Liteは13軸、X PROは19軸)を搭載、また、音声出力やアナログ入力などの機能により、前進後退や前後転・側転などの基本的なものから、音楽演奏、ダンス、居眠りなど のコミカルなものまで表現豊かな動作が可能です。
Robovie-Xは、フレームパーツに共通の形の部品を多く持ち、複数のバリエーションを簡単に組み分けることが可能です。標準のキットとしては、「初心者向け」「標準型」「上級者向け」の3通りを販売しております。
標準型「Robovie-X」 |
初心者向け「Robovie-X Lite」 |
上級者向け「Robovie-X PRO」 |
「Robovie-X」の製品仕様はこちら |
Robovie-Xのサーボモータ「VS-S092J」は、Robovie-iなどに使用しているサーボモータVS-S091Jを改良し、タッピングねじを用いてケース自体に直接ブラケットパーツをねじ止めできるようになっています。
Robovie-Xではこの特長を活かし、形状が単純で種類も少ないながら非常に多様な組み換えができるようにブラケットパーツを設計しています。
従来の一般的なロボットキットよりも少ない数量・種類でロボットを組み立てられるほか、同じパーツを使用してもまったく異なった組み立てが可能なので、ロボットの改造や自作に非常に適しています。
Robovie-Xは、顔パーツの両目部分にモーションで制御可能なLEDを二つ、また、音声出力機能を標準で搭載しており、これによってロボットにしゃべらせたり動きにあわせて目を光らせるなどの表現豊かな動作が可能です。
また、Robovie-iやRB2000などのVS-RC003搭載ロボットと同様にジャイロセンサや8chアナログ入力などの拡張基板を接続できます。
拡張したセンサはモーション中にも「センサが一定の値になったら任意のモーションを再生」などのように組み込むことができ、例えばPSD距離センサを使用して目の前に人が来たら反応してモーションを再生するようにして、受付ロボットなどを作成することもできます。
Robovie-X用のキャラクターロボットの衣装作成例です。上記ロボットでは、本体の顔・胸・背中の樹脂パーツのみを外した状態で衣装を取り付けてお り、内部シルエットはほぼRobovie-Xそのままの形状です。このように体が細いという特長により、上記のようにロボットに衣装を着せても非常にスリ ムなスタイルを確保できます。