ヴイストン株式会社は、認知症高齢者のQOLの向上を目指し開発されたヒーリングコミュニケーションデバイス「かまって『ひろちゃん』」の6ヶ月間無償レンタル募集を開始しました。
YouTubeチャンネルにて、弊社製品を題材とした解説動画や活用動画などを配信しております。
毎週配信を目標に取り組んでおりますので、動画をお楽しみ頂けましたらチャンネル登録・高評価をお願いします!!
かまって「ひろちゃん」にこにこバージョンは、赤ちゃんを“あやす”ことによって癒やしの効果が得られる、新しいヒーリングコミュニケーションデバイスです。「ひろちゃん」は、本物の赤ちゃんと同じように、様々な声の笑い声を発することで、機嫌の状態を表現します。ユーザーは、「ひろちゃん」を「だっこ」したり「たかいたかい」したりすることでコミュニケーションをはかり、「ひろちゃん」のご機嫌を取ることができます。
「ひろちゃん」の機嫌は、ユーザーからのお世話によって、スムーズな変化を行います。 ユーザーからのアクションの結果が、「ひろちゃん」の機嫌という形でただちに確認できるため、癒やし効果の醸成に繋がります。
「ひろちゃん」は笑い声で機嫌を表現するため、ユーザーの年齢や性別、スキルや経験に依存しない、万人に共通の認識を得ることができます。 赤ちゃんを“あやす”というシンプルな操作方法と相まって、シニア世代のみならず、様々なユーザーに幅広くお使いいただけます。
かまって「ひろちゃん」はぬいぐるみ素材でできており、内部には加速度センサーとスピーカーが搭載されています。 ユーザーが「抱っこ」や「たかいたかい」などのお世話をすると、その揺れを検出し、「ひろちゃん」の機嫌が変化します。 かまって「ひろちゃん」にこにこバージョンにおいては、ユーザーが「ひろちゃん」に構うことで機嫌は良くなりますが、放っておいても(加速度センサーの値に変化が現れないと)、「ひろちゃん」は機嫌が悪くなることはありません。
「ひろちゃん」の発する声は、実際の赤ちゃんの声を録音して製作されており、100種類以上のバリエーションを搭載しています。
かまって「ひろちゃん」は、笑い声で機嫌を表現するため、顔に表情があると、ユーザーでの感情の読み取りを阻害してしまう可能性があります。 そのため、あえて顔がないデザインとしました。顔のデザインが決まっていないことで、ユーザーのイメージを自然に投影できるようになり、いっそう愛着が湧く効果も期待できます。 製品開発時にご協力いただいた施設様でも、顔がないデザインは顔があるデザインと同様に好評であったという結果が出ています。
また、本体がぬいぐるみ素材であるため、ユーザーでのオリジナル衣服の作成・着用が容易となっています。 ユーザーがそれぞれ独自の衣服を着せることで、「ひろちゃん」はさらに親近感の湧く存在となります。 弊社公式Webサイトにて、かまって「ひろちゃん」の専用型紙データを公開いたします。
かまって「ひろちゃん」は、「赤ちゃんをあやす」という極めてシンプルな操作方法で使用することができます。 動きの検出には内部の加速度センサーを用いているため、“あやし方”に決まりはありません。 「だっこ」や「おんぶ」、「たかいたかい」など、個々のユーザーそれぞれの方法で接することができます。 (加速度センサーで検出できないほど小さな動きの場合、かまって「ひろちゃん」が大笑いしない場合はあります。その際には、もう少し大きな動きであやすようにしてください)
本体には、左右の手のひらに電源ボタンと音量調節ボタンがあるのみで、様々な年齢層のユーザーに広くお使いいただけます。 電源には単3アルカリ乾電池を採用し、本体背面のネジを取り外してから交換する仕様とすることで、不用意に電池が外れることを防いでいます。
個人での購入はもとより、ケアハウスなどでの導入にも適した、リーズナブルな価格設定となっています。
かまって「ひろちゃん」は、年齢を問わず様々な方にお使いいただけますが、特にシニア世代の癒やしを求める方々や、ケアハウス、介護施設などでお使いいただけるよう配慮しています。
かまって「ひろちゃん」の開発にあたりご協力いただいた介護施設でのテストでは、施設スタッフの方などに対して反応が薄い方でも、「ひろちゃん」が笑い出すとつられて笑みを見せるといった場面も見られました。 かまって「ひろちゃん」を導入いただくことで、ユーザー本人の癒やしのみならず、施設スタッフの方の労務軽減に繋がる効果も期待できます。
【かまって「ひろちゃん」のセラピーロボットとしての活用資料】
本資料では、介護施設等において、かまって「ひろちゃん」をセラピーロボットとして使う場面について、
使用方法や望ましい活用シーンの提案を行います。
ヴイストン株式会社は、株式会社国際電気通信基礎技術研究所と共同開発した、ヒーリングコミュニケーションデバイス「かまって『ひろちゃん』」の開発者向けモデル、ひろちゃん-R を販売開始します。 ひろちゃんの外装やコンセプトはそのままに、内蔵された制御基板へのプログラム実装や、サーボモーターによる動作を可能とした特殊機体です。本製品を用いることで、感情表現の変更や対話機能の追加、センサーデータ収集などより効果的なプログラムの開発を手軽に行えるだけでなく、研究用途、実証実験での制御できる赤ちゃんロボットとしての活用など、これまで以上に多彩な場面で「ひろちゃん」を活用することが可能となります。
商品名 | かまって「ひろちゃん」 |
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外 形 | W230×D170×H320[mm] |
素 材 | ぬいぐるみ部分:ポリエステル、衣服:綿、内部筐体:ABS |
重 量 | 約460g(電池搭載時) |
搭載センサ | 3軸加速度センサー ×1 |
インターフェース | 電源ボタン ×1、音量変更ボタン ×1、スピーカー ×1 |
電 源 | 単3アルカリ乾電池×3(別売) ※放置して一定時間が経過すると自動で電源OFFとなります |
付属物 | 取扱説明書、衣装・パンツ |
※製品の仕様は予告無く変更する場合がございますのでご了承ください
株式会社国際電気通信基礎技術研究所(以下「ATR」、京都府相楽郡精華町)とヴイストン株式会社(以下「ヴイストン」、大阪府大阪市)、社会福祉法人隆生福祉会(以下「隆生福祉会」、大阪府大阪市)、独立行政法人科学技術振興機構(以下「JST」、埼玉県川口市)は、ATRとヴイストンが共同開発した赤ちゃん型ロボット「かまって『ひろちゃん』」(以下、「ひろちゃん」)との触れ合いが認知症高齢者(要介護者)とその介護者に及ぼす効果を検証する長期的な実験を隆生福祉会の介護施設(介護施設名「特別養護老人ホームゆめパラティース」、兵庫県尼崎市下坂部3丁目3-1)で実施しました。