研究者向けロボットプラットフォーム
CommU(コミュー)は、複数のロボット同士の対話を人間に見せることで、
より高度な対話感を実現することができる、新しい形態の対話ロボットです。
カメラやマイク、スピーカー、ネットワーク機能などを搭載し、IoTデバイスやクラウドAIなどと高度に連携することで、あらゆるロボットサービスを提供できるプラットフォームとなっています。
LinuxOS搭載でアプリ・モーション開発が容易
LinuxOS を搭載したIntel(R) Edison を内蔵しているため、画像認識、音声認識、音声合成等を用いたアプリを容易に開発できます。
また、専用SDK環境「VstoneMagic」を公開。ブロックを並べるだけでプログラミング作成が可能です。フローチャートスタイルになっており、
「顔検出・追跡」「音声認識・発話」「TCP/IP通信」など、ロボットの機能を簡単に呼び出すブロックが揃っています。
顔の自由度が高く、多彩な表現が可能
目線の移動、口の開閉などの動作を可能にするため、頭部に8軸の自由度があります。
これらにより、ロボット同士が対話しながら時折参加者(人間)に対して質問をしたり、同意を求めるような人間に似た微妙な振る舞い・感情を表現させることができ、対話に参加している感覚を強く与えることができます。
システム構成図
製品仕様
サイズ | 307(H)×180(W)×130(D)[mm] |
重量 | 約740g |
自由度 | 合計14自由度(全軸トルクリミッター付き) (胴体2軸、腕2軸×2、首3軸、目3軸、まぶた1軸、口1軸) |
CPU | Intel(R)Edison |
入出力 | カメラ、※インテリジェントマイク、スピーカー、 LED(頬x2、胸x1、電源ランプx1)、スイッチ(電源ボタン、音量ボタンx2) |
インターフェース | Wi-Fi、USB、USBシリアル、オーディオ出力、マイク入力 |
電源 | ACアダプター(12V 3.3A) |
付属品 | ACアダプター、取扱説明書 |
※製品仕様その他は、予告なく変更する場合がございます。
※インテリジェントマイクは、複数のマイクを使用したマイクアレイの信号処理技術で、特定方向の集音が行えます。雑音除去機能やエコーキャンセラーも内蔵しているため、高精度な音声認識が実現できます。
※インテリジェントマイクは、NTTテクノクロス株式会社のライセンスに基づき製造しています。
各種ダウンロード
本成果は、以下の事業・研究領域・研究課題によって得られました。
■戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)
- 研究プロジェクト:「石黒共生ヒューマンロボットインタラクションプロジェクト」
- 研究総括:石黒 浩(大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授)
- 研究期間:平成26年7月~令和2年3月
上記研究課題では、特定の状況と目的において自律的に対話できる機能,複数の情報伝達手段を用いて社会的状況で複数の人間と対話できる機能等,実社会において人間と親和的に関わり,人間と共生するための自律型ロボットの実現を目指しています。
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【報道実績】
2018.4.18 ロボットがホテルでおもてなし、サイバーエージェント、阪大などが実証実験(日本経済新聞)
2017.3.27 世界初「ロボット×コミュニケーション」授業を実施(時事通信社)
2016.6.1 Computex 2016:Intel Mempertemukan Kami dengan Pencipta(JagatReview.com)
2016.5.31 Computex 2016 News(cnet.com)
2016.5.31 Computex 2016:Intel Helps Makers Create And Innovate(lowyat.net)