こちらは研究開発用台車ロボット専用オプションです。
研究開発用台車ロボット購入時に合わせてご注文いただけます。価格には本体への取り付け費用も含まれております。
すでに研究開発用台車ロボットの本体お持ちで、本オプション単独でのご購入をご希望の場合、弊社担当までお問い合わせください。
パン・チルトの動作が可能なカメラ台
パンチルト装置オプションは、研究開発用台車ロボットの天板に搭載可能なステーと、パン・チルトそれぞれに可動軸を持つカメラ台とで構成された製品です。
搭載したカメラのパン(左右方向への回転)、チルト(上下方向への回転)を制御可能で、深度情報が取得可能なデプスカメラと組み合わせることで、台車ロボットでの周辺情報の取得を効率よく行うことが可能です。
また、本オプションはROSデバイスとして動作することが特徴で、搭載したカメラの向きを他のROSデバイスから制御することが可能です。
本オプションは、「パンチルト装置オプション(カメラ付き)」となっています。他に、カメラを同梱しない「パンチルト装置オプション(カメラなし)」をラインナップしております。
市販のデプスカメラを搭載可能
本オプションのカメラなしモデルにおいては、専用の可動台に市販のデプスカメラを搭載可能です。弊社にて確認済みのカメラモデルおよび、可動台の動作範囲は下記の通りです。
【動作確認済みデプスカメラ一覧】
- MYNT EYE製 S1030
- Stereolabs製 ZED StereoLABS
- Intel製 RealSence D435i
【可動台の動作範囲】
- パン(水平方向):±60度
- チルト(上下方向):±20度
(※)搭載するカメラの種類や配線の取り回しによっては、上記角度の動作ができない場合があります。また、カメラのサイズや仕様によっては搭載ができない場合があります。
USB接続が可能で、ROSデバイスとして動作
パンチルト装置オプションは、USBで接続するROSデバイスとして動作します。弊社製「ROS PCオプション」など、ROSが動作するデバイスから制御可能なため、台車ロボットも含めたシステムの全体をROSで制御することができるほか、既存のシステムに本オプションを追加する場合でも、必要最小限の変更にて活用することができます。
本オプションには、ROSから制御するためのサンプルパッケージが付属します。ROS環境以外から制御する場合、ユーザー自身での開発と実装が必要となります。
カメラなしモデル、カメラ付きモデルをラインナップ
本オプションにおいては、カメラステーと可動台のみから構成される「パンチルト装置オプション(カメラなし)」と、カメラ本体も含めた「パンチルト装置オプション(カメラ付き)」のバリエーションをラインナップします。
すでにデプスカメラを活用中のプロジェクトにおいては、「パンチルト装置オプション(カメラなし)」を導入することにより、カメラに対してパン・チルトの自由度を追加することができます。また、デプスカメラが未導入のプロジェクトにおいては、「パンチルト装置オプション(カメラ付き)」を導入することにより、動作確認済みのカメラを含めたワンパッケージでの機能追加が可能です。なお、「パンチルト装置オプション(カメラ付き)」に付属されるカメラは「IntelR RealSence Depth Camera D435i」です。
(※)採用カメラ等の製品の仕様は、予告なく変更となる場合があります。
本体仕様
カメラ搭載部サイズ | W178 x D31 x H43 (mm) (上記は台が水平であるときの値です。また、寸法が適合するすべてのカメラが搭載可能であることを保証するものではありません) |
電源 | USBバスパワー(5V)(USB3.0以降を推奨) |
パン(水平方向)最大可動範囲 | ±60度 |
チルト(上下方向)最大可動範囲 | ±20度 |
Intel、Intel RealSenceは、Intel Corporation またはその子会社の登録商標または商標です。
ROSは、Open Source Robotics Foundation, Inc.によるオープンソースのプロジェクトです。
その他、記載されている製品名などの固有名詞は、一般に各社の登録商標または商標です。