こちらは研究開発用台車ロボット専用オプションです。
研究開発用台車ロボット購入時に合わせてご注文いただけます。価格には本体への取り付け費用も含まれております。
本製品のみでのご注文は出来ません。
なお、既にROS対応台車ロボットをお持ちのお客様で後日ご購入を希望される場合は、別途お問い合わせください。
@mobi対応ハードウェアセットは、台車ロボットにおいて高度な自律走行機能を実現するソフトウェアパッケージ「@mobi(アトモビ)」に対応した、専用ハードウェアのセットです。
@mobiの開発元であるパナソニックアドバンストテクノロジー株式会社と共同開発しており、手軽かつ確実に導入することが可能です。
ROSなどを活用した汎用の環境で台車ロボットの高精度な自律走行を実現する場合、個々のハードウェア特性などに合わせた最適化が必要となり、導入のためのハードルとなりがちです。
本製品と共に@mobiを使用する場合、専用に調整されたハードウェアとして一括導入が可能なため、「導入時のコスト低減」と「導入後の精度向上」の両面に対して大きな効果が期待できます。
ヴイストン株式会社では、本オプションの発売を通じてロボット技術の研究・開発分野にいっそう貢献すると共に、現場環境への実装や実運用など、次のフェーズへのステップアップも強力に後押ししてまいります。
高度な自律移動機能を容易かつ柔軟に導入可能
@mobiは、パナソニックアドバンストテクノロジー株式会社が開発する自律移動ロボットのためのソフトウェアパッケージです。
今回発売した@mobi対応ハードウェアセットは、@mobiを安価かつ手軽に導入することができる、動作確認済みハードウェアです。
@mobiを弊社製研究開発用台車ロボット「メガローバーVer.3.0」「メカナムローバーVer.3.0」に導入することで、高度な専門知識がなくても、環境地図の作成や経路の設定、経路に沿った自律移動を行うことが可能です。
パナソニックアドバンストテクノロジー社が独自に開発した高性能なSLAM、自律移動機能が搭載されており、台車ロボットを安定的に、かつ高い精度で目的地に走行させることができます。
@mobiの各機能はブラウザー上のGUIまたは、APIを使って利用することができます。同一ネットワーク内であれば、PCのみならずスマートフォン等でも台車ロボットを操作できますので、多様な作業環境に対応することが可能です。
また、@mobiはROS(ROS 1)環境で動作するため、ユーザー独自の機能との連携などが行いやすく、研究開発用大型台車シリーズの特徴である高いカスタマイズ性を損なうことなく導入することが可能です。
@mobi対応ハードウェアセットについては、現時点では「メガローバーVer.3.0」と「メカナムローバーVer.3.0」に対応していますが、これら以外の研究開発用台車ロボットへの搭載をご検討の場合、弊社までご相談ください。
@mobi画面例
※ @mobiは、パナソニックアドバンストテクノロジー株式会社の登録商標です。
@mobi独自の高度な機能が使用可能
@mobiには、以下に代表される様々な機能が搭載されています。本製品と合わせて@mobiを導入することで、台車ロボットの機能を大きく拡張することが可能です。
- ●独自の高精度LiDAR-SLAM
- 静止時5mm、動作時10mmの精度(※ 実際の精度は、環境やセンサー等の条件により変化します)を誇る高精度なSLAM技術を搭載しており、台車ロボットの標準サンプルとして提供しているgmappingを用いたSLAMよりも高い精度で、破綻しない地図の作成を安定的に行うことが可能です。
- ●経路設定とその追従
- ブラウザー上で利用可能なGUIを用いて、ゴール位置と複数の経由点を設定し、それらを結ぶ経路を作ることができます。その後、走行開始ボタンをワンクリックするだけで、設定した経路に沿って台車ロボットを走行させることが可能です。
また、リアルタイムの障害物検知に対応しており、経路上に人や物体が存在した場合は自動的に一時停止し、別の経路を自動で生成して走行を再開することも可能です。
経路設定画面例
- ●高いカスタマイズ性
- @mobiはROS Noetic環境上で動作するソフトウェアです。台車ロボットの制御もROSメッセージをパブリッシュすることで行われているため、ユーザーがROSで開発している場合は、その機能の一部として@mobiを簡単に組み込むことが可能です。
またREST APIが公開されているため、ROS以外のシステムから@mobiを使って台車ロボットを制御することもできます。
- ●導入障壁の低さ
- @mobiは「メガローバーVer.3.0」「メカナムローバーVer.3.0」に対応済みです。そのため、@mobiを搭載車両に合わせて調整、カスタマイズする必要がなく、導入時の費用や期間を削減することが可能です。
【セット内容】
@mobi対応ハードウェアセットは、「メガローバーVer.3.0」または「メカナムローバーVer.3.0」の本体ご購入時の有償オプションです。
@mobiを使用するために必要なハードウェアがワンパッケージになっており、別途@mobiをご購入、インストールするだけで、すぐに利用することが可能です。
- ROS PC(適合するバージョンが付属)
- 拡張機器用電源基板
- LRFオプション(適合するバージョンが付属) ※車両前方に1個搭載
- IMU
- USBハブ
- 固定板金
@mobi対応ハードウェアセットに含まれるのは@mobiの実行に必要なオプションハードウェアのみです。台車ロボット本体および、@mobiのソフトウェアは別途ご購入いただく必要があります。@mobiセットご購入時に、ソフトウェアのご購入方法についても弊社よりご案内いたします。
@mobi対応ハードウェアセット 搭載例
(研究開発用台車ロボット本体は別売)
Vstone公式YouTubeチャンネル
YouTubeチャンネルにて、弊社製品を題材とした解説動画や活用動画などを配信しております。
毎週配信を目標に取り組んでおりますので、動画をお楽しみ頂けましたらチャンネル登録・高評価をお願いします!!
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@mobiは、パナソニックアドバンストテクノロジー株式会社の登録商標です。
ROSは、Open Source Robotics Foundation, Inc.によるオープンソースのプロジェクトです。
その他、記載されている製品名などの固有名詞は、一般に各社の登録商標または商標です。