01研究者向けロボットプラットフォーム
CommU(コミュー)は、複数のロボット同士の対話を人間に見せることで、 より高度な対話感を実現することができる、新しい形態の対話ロボットです。
カメラやマイク、スピーカ、ネットワーク機能などを搭載し、IoTデバイスやクラウドAIなどと高度に連携することで、あらゆるロボットサービスを提供できるプラットフォームとなっています。
02LinuxOS搭載でアプリ・モーション開発が容易
LinuxOS を搭載したIntel(R) Edison を内蔵しているため、画像認識、音声認識、音声合成等を用いたアプリを容易に開発できます。
また、専用SDK環境「VstoneMagic」を公開。ブロックを並べるだけでプログラミング作成が可能です。フローチャートスタイルになっており、
「顔検出・追跡」「音声認識・発話」「TCP/IP通信」など、ロボットの機能を簡単に呼び出すブロックが揃っています。
03顔の自由度が高く、多彩な表現が可能
目線の移動、口の開閉などの動作を可能にするため、頭部に8軸の自由度があります。
これらにより、ロボット同士が対話しながら時折参加者(人間)に対して質問をしたり、同意を求めるような人間に似た微妙な振る舞い・感情を表現させることができ、
対話に参加している感覚を強く与えることができます。
04システム構成図
05活用に向けて
今後は、ソフトウェアおよびコンテンツ開発環境を整備するとともに、人間の生活環境における情報提供・生活支援・コミュニケーション支援・学習支援といった
対話ロボットによるアプリケーションの実証を進め、社会への普及を進めていきます。
本成果は、以下の事業・研究領域・研究課題によって得られました。
■戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)
- 研究プロジェクト:「石黒共生ヒューマンロボットインタラクションプロジェクト」
- 研究総括:石黒 浩(大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授)
- 研究期間:平成26年7月〜平成32年3月
上記研究課題では、特定の状況と目的において自律的に対話できる機能,複数の情報伝達手段を用いて社会的状況で複数の人間と対話できる機能等,
実社会において人間と親和的に関わり,人間と共生するための自律型ロボットの実現を目指しています。
06ギャラリー
07報道実績
- 2018.4.18 ロボットがホテルでおもてなし、サイバーエージェント、阪大などが実証実験(日本経済新聞)
- 2017.3.27 世界初「ロボット×コミュニケーション」授業を実施(時事通信社)
- 2016.6.1 Computex 2016:Intel Mempertemukan Kami dengan Pencipta(JagatReview.com)
- 2016.5.31 Computex 2016 News(cnet.com)
- 2016.5.31 Computex 2016:Intel Helps Makers Create And Innovate(lowyat.net)
- 2015.1.20 相づち打つ「対話ロボット」公開(NHKニュース)
- 2015.1.20 ロボットと暮らす時代へ(テレビ東京 ワールドビジネスサテライト)
- 2015.1.20 大阪大、対話ロボット開発 人に近い相づちや眼の動き(西日本新聞)
- 2015.1.20 阪大とヴイストン、2種類の卓上社会的対話ロボットを開発(マイナビニュース)
- 2015.1.20 阪大石黒教授ら、対話感のある卓上サイズ会話ロボット「CommU」と「Sota」を開発(PCwatch)
- 2015.1.20 あけみちゃんより人気者に?大阪大が対話ロボット開発(産経WEST)
- 2015.1.20 JST、アンドロイドとロボットだけの記者会見−対話型ロボ2種お披露目(日刊工業新聞)
- 2015.1.20 「そうだね」「うんうん」対話ロボット(時事通信社)
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