CPUボード「VS-WRC003」は、ルネサステクノロジ社製H8マイコンを搭載しC言語でプログラミング学習ができるマイコンボードです。
本製品は教材ロボット「BeautoChaser」にも搭載されており、2chの車輪制御、4chのアナログ入力、LED・ブザーなどの基本機能に加え、オプションで無線ゲームコントローラを簡単に接続可能など、多機能な仕様になっております。
※VS-WRC003は、BeautoChaser用モータのみ動作保障しております。他のモータ使用により故障する場合があります。
VS-WRC003は、LED・ブザー・DC モータ出力ポート、アナログ入力ポートを標準装備。ボード単体でもすぐにプログラミング学習ができる手間いらずのオールインワンタイプです。
PCのUSB端子から直接接続可能。USBシリアル変換アダプタなどの必要がなくなり、学校での導入が便利になりました。
プログラム学習には、命令のブロックを順番につないでプログラムを作成できる専用ソフト「Beauto ビルダーNEO」とルネサステクノロジ社の開発環境「HEW」が無償で使用可能。C 言語学習を容易にするチュートリアルやサンプルプログラム群も公開しており、プログラムの概念を学びたい初学者から大学・企業等での本格的な組込みプログ ラミング実習まで幅広く導入できます。
ピンヘッダ追加でI/O 増設などH8/Tiny の機能をフルに活用。拡張センサ類など豊富なオプションも取り揃えており、電子工作のコア部分としてもその実力を発揮します。
※VS-WRC003 にはH8/36064G の各I/O ポートに対応するコネクタピンが装備されている他、ルネサステクノロジ社のE8a デバッガやゲームパッド接続コネクタを使用して弊社製VS-C1 などのゲームパッドを接続することもできます。
※製品のパンフレットは「ダウンロード」ページからダウンロードできます。
改造参考例:VS-WRC003にGAINERのまねをするファームウェアを 書き込んで、GAINERサンプルを動かしています。
※上記はあくまで参考応用例として掲載しておりますので、本件に関する詳しい技術的ご質問はお答えいたしかねます。ご了承ください。
別売りのオプションボード「VS-WRC004」にて、DCモータ・電源・PWMなどの拡張が可能
VS-WRC003の基板単体、及びセンサ・モータとのセット商品についても取り扱っております。それぞれ、VS-WRC003を使用した自作ロボット開発などにご利用いただけます。
※VS-WRC003に接続するゲームパッドは、機種により正しく動作しない場合がありますのでご注意ください。弊社「VS-C1」は動作を確認しております。
VS-WRC003で、より多くのDCモータやアナログ入力を使用したり、またPWMを出力してサーボモータを制御するなどを行なう場合、拡張ボード「VS-WRC004」を追加することで容易に実現できます。
VS-WRC004は、VS-WRC003の空きポートに接続するI/O拡張ボードです。モータ出力2ch・アナログ 入力2ch・PWM(弊社VS-S092Jなどのサーボモータ用)出力4chを備えており、VS-WRC003本体とあわせて、モータ出力4ch(DC モータ・PWM出力の合計)・アナログ入力6chまでI/Oを使用することができます。
また、別系統からの電源入力やアナログ入力のプルアップ解除も可能です(要パターンカット)。
本製品は、基板本体にピンヘッダ、コネクタが実装されておりません。お客様の用途に応じて別途半田付けしていただく形になります。
VS-WRC004をVS-WRC003に搭載する場合は、上記写真のようにVS-WRC003側にピンヘッダをはんだ付けし、そこにVS-WRC004を接続します。
VS-WRC004による拡張例です。左・中央の写真は、ラジコン用のサーボモータによって製作された3軸のロボットアームを接続したところです。空き ポートにはDCモータを1ch接続しています。また、右の写真は、DCモータを4ch接続したところです。このように、DCモータとPWMを合計で4ch 使用することができます。
※製品の仕様は今後予告無く変更する場合がありますのでご了承ください。