ワイヤレスロボット制御ボード「V-duino」搭載の、全方位移動台車ロボット
オムニローバー 3WDは、IoTデバイスや無線通信を用いたロボットの自作を容易にするワイヤレスロボット制御ボードV-duinoを搭載した、低価格な全方位移動台車ロボットです。
本体は組み立て済みとなっており、購入後すぐにロボットプログラミングの学習を始めることができます。
低価格と機能性の両立
本製品では、Wi-Fiによる無線通信や全方位移動機構など、学習教材に求められる機能を実現しつつ、本体メインフレームにMDF材を採用し、部品の固定は結束バンドで行うなど、安価で合理的な構造をとることで、12,000円(税抜)という低価格を実現しました。
学習用教材に求められる機能性を実現するとともに、ユーザーによる様々なカスタマイズや組み替えなどにも柔軟に対応できます。
小型の筐体、机上で動作可能
サイズが約155mm×142mm×105mmと机上での使用にも問題ないサイズであるため、子供の勉強机の上や複数人で一緒に利用する長机など、作業スペースが限られた場所でも運用可能で、プログラムの学習用教材として、様々な環境下で幅広く使用できます。
また、小型の筐体であるため、衝突時に自重によって故障する、人にぶつかって怪我をさせてしまうといったリスクも最小限のものとなります。
使用後に保管する際にもスペースを取らず、かつ、運搬の際にも労力を必要としません。
オムニホイールによる全方位移動が可能
無限回転仕様のサーボモーターと小型のオムニホイールを搭載し、全方位移動を簡易に実現しています。
搭載されている制御ボードV-duinoは、サーボモーターの制御に優れており、全方位移動の制御プログラムを容易に作成することが可能です。
また、基本動作のほか、Wi-Fiを用いた無線操作のサンプルプログラムを用意しており、スマートフォンなどのWebブラウザーから操作することができます。
本体は組み立て済み
教育現場における様々な要望をヒアリングし、本体は組み立て済みの製品としました。
購入後、開発環境を準備していただくだけで、すぐにプログラミングの学習を開始することができます。
初学者がプログラミングを学習するという目的において、必須とはいえない組み立て工程を省くことで、いっそう効率的な学習を実現することができます。
高い拡張性を実現
本製品の制御ボードであるV-duinoは高い拡張性持っており、アナログセンサーや超音波センサーの値を読み取る、シリアル通信により他の機器と連携を行う、といったことが可能です。
また、最大で10個のサーボモーターを制御することができ、動作面での拡張性も十分に備えています。
本製品は組み立て工程がない完成品ではありますが、ロボットプログラミングを十分に習熟するためには、ソフトウェアだけでなくハードウェアを深く理解する必要があります。
本製品にはセンサーやサーボモーターを追加することができますので、ハードウェアの応用学習にも対応可能です。
また、V-duinoはWi-Fiを用いたネットワーク通信が可能であるため、クラウドサービスや他のIoT機器との連携を行うことや、V-duino自体をIoT機器として機能させることも可能です。
Arduino互換ボードで開発が容易
V-duinoはArduino互換の制御ボードであるため、Arduinoの開発環境であるArudino IDEでのプログラム開発が可能となっています。
また、V-duino用の豊富なライブラリーやサンプルプログラムを用いることで、初学者でも無理なくロボットのプログラミングに挑戦することができます。
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製品仕様
サイズ | 約160(φ)×105(H)[mm] |
重量 | 約462g(バッテリー搭載時) |
サーボモーター | メタルギアサーボモーター |
本体材料 | MDF |
動作電圧 | サーボモーター 5V、ロジック 3.3V |
電源 | 単三ニッケル水素充電池×4本(別売)、または、5V ACアダプター(別売) |
対応OS | Windows、Mac OS X、Linux(Arduino IDE対応環境が必要) |
CPUボード | V-duino (VS-RC202) |
※製品仕様は今後予告なく変更される場合があります。
※オムニホイールはその特性上、通常のタイヤと比較して直進性が劣ります。また、プログラム上で同じ数値を入力しても、モーターの個体差や、固定時の微妙なずれ、充電池の残量などによってきれいに直進しないことがございます。取扱説明書の第4章に記載する原点調整や、プログラムによる調整、充電池の充電などを行ってください。
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よくあるご質問(FAQ)
- ロボットがまっすぐ進みません
- オムニホイールはその特性上、直進性が高くありません。またプログラム上で同じ数値を入力しても、サーボモーターの個体差や充電池の電池残量により回転速度が変わることがあります。
原点調整や、サーボモーターのオフセット値・出力値の調整、充電池の充電などを行うことで改善する可能性があります。
- ロボットからの反応が遅いです
- ブラウザからロボットを操作する場合、電波状況や通信距離、遮蔽物等により遅延が発生する場合があります。
- ロボットが勝手に走り出す
- 最初の原点調整が不十分、もしくは長期間の稼働で原点がずれた可能性があります。改めて原点調整を行ってください。