ChatGPTのプラグインである「WebPilot」と「LinkReader」
どちらもウェブ上の情報を取得し、理解し、それを返すというプラグインです。その機能や性能にはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、それぞれのプラグインの特性と能力を比較検証し、どちらが「賢い」のかを調べてみました。
WebPilotとは
WebPilotは、指定されたURLのウェブページを訪れ、そのコンテンツを取得するというプラグインです。ユーザーが特定の情報を抽出する、内容を再構成する、要約するなどが可能です。これにより、ユーザーは特定のウェブページから必要な情報を効率的に取得することができます。
LinkReaderとは
一方、LinkReaderは、指定されたURLからコンテンツを取得し、その内容を理解し、解釈するというプラグインです。LinkReaderは、ウェブページだけでなく、PDF文書、PowerPointプレゼンテーション、画像、Wordファイルなど、さまざまな種類のリンクから情報を取得することができます。また、LinkReaderは、長い記事を要約したり、複雑な概念を説明したりする能力も持っています。
比較検証
◆PDFの場合「以下のPDFを要約してください」
https://www.vstone.co.jp/news/pdf/press230605.pdf
<WebPilot>
<LinkReader>
◆Webページの場合「下記のページの内容を教えてください」
https://www.vstone.co.jp/products/wheelrobot/x120a.html
<WebPilot>
<LinkReader>
ん??LinkReaderの方ですが、これは間違った情報ですね。
◆時事ネタ「今年のWBCの優勝国はどこですか??」
https://www.wbc2023.jp/
<WebPilot>
<LinkReader>
◆ブログ作成依頼「以下のページを参考にして、製品紹介のブログ記事をかいてください。」
https://www.vstone.co.jp/products/wheelrobot/x120a.html
<WebPilot>
<LinkReader>
やはり、少し間違った情報になりますね。
◆YouTube動画の場合「以下のYouTubeをサマリーしてください。」
<WebPilot>
<LinkReader>
LinkReaderでは何度かチャレンジしましたが、ダメでした。
やはり、YouTube動画専用のプラグインを使用するのが望ましいですね。
特定の情報を効率的に取得したい場合や、特定のリクエストに基づいてウェブページを操作したい場合は、WebPilot。
一方、さまざまな種類のリンクから情報を取得し、その内容を深く理解し、解釈したい場合や、長い記事を要約したり、複雑な概念を説明したりする必要がある場合は、LinkReaderが適しているといえるのではないでしょうか。
まとめ
WebPilotとLinkReaderは、それぞれが持つ特性と能力により、異なる状況や目的に対応することができます。どちらが「賢い」かは、使用する状況や目的によります。それぞれのプラグインがどのような機能を持ち、どのような状況で最も力を発揮するかを理解することが大切です。最適なプラグインを選択することによって、その能力を最大限に活用することができるということなのかなと思いました。