前回は画像生成AI『Midjourney』で簡単なプロンプトから画像を生成してみました。

画像の品質としては非常に高いのですが、生成画像全体の雰囲気が暗くなってしまいます。

それを軽減するには画風の指定が有効なようです。

今回は

  • クロード・モネ風
  • ダ・ヴィンチ風
  • 水彩画風
  • 印象派風
  • ステンドグラス風

等スタイルを指定して生成します。

もし、有名画家が描いたら?

画像生成AIでは『〇〇(画家の名前)風』のようにプロンプトを追加すると指定した画家風の画像が生成できます。

生成するプロンプトは前回の画風を指定しなかった場合のものと比較できるように前回生成した『cherry blossom and woman』に画風を付け足したものを生成します。

前回生成した『cherry blossom and woman』の画像

クロード・モネ風

入力プロンプトは『cherry blossom and woman, Claude Monet style』

モネの画風の画像が生成されました。

何度か生成を繰り返しましたが、画風として画家名を指定すると絵画のインテリア例のような画像が生成されてしまうようです。

特に服装の指定はしなかったのですが生成結果はモネの代表作『日傘を差す女』の影響を強く受けているのか、『白いワンピース』『日傘を差した女性の後ろ姿』が生成結果に反映されていますね。

ダ・ヴィンチ風

入力プロンプト『woman and cherry blossom, Da Vinci style』

問題なく生成されましたが、ダ・ヴィンチの画風の再現度にはかなりバラつきがあるように感じます。(左上のものが一番再現度が高いのではないでしょうか)

また、モネの画風で指定した際のように服装の雰囲気もガラリと変わりました。

左上以外の画像は着物を纏っているようにも見えますが、ダ・ヴィンチの作品に和装の女性が含まれていないため着物の描画の精度は画風の指定を行わなかった場合の方が高いように思えます。

水彩画風

入力プロンプト『woman and cherry blossom, watercolor painting』

水彩画風特有の淡い色使いの画像が生成されました。

水彩画では白い背景の画像が生成されやすいためAI特有の画像の暗さはかなり軽減されています。

油彩風

入力プロンプト『woman and cherry blossom, oil painting』

油彩の絵筆のタッチは人物の描画にはあまり反映されず、背景や桜の方に反映されやすいようです。

モネやダ・ヴィンチのように画家を指定する場合よりも『油絵』や『水彩画』のように大きな括りで作風を指定した方が服装や全体的な雰囲気の描写の精度は上がるようです。

ステンドグラス風

入力プロンプト『woman and cherry blossom, staind glass style』

リアルさは減りますが、ステンドグラス風の綺麗な画像も生成できるようです。

ステンドグラス自体暗めのライティングかつ逆光で映えるものが多いため、画像が暗くなりやすい画像生成AIとの相性は良いのかもしれません。

印象派風

入力プロンプト『woman and cherry blossom, impressive style

油彩と指定した場合とは違い、印象派の特徴でもある筆のタッチや、豊かな色彩を持つ光、鮮やかな色使いが特徴として現れている画像が生成されました。

絵筆のタッチ感や質感を重視するなら油彩ではなく印象派や絵筆のタッチが残るようなプロンプトを設定した方が良いのかもしれません。

ルネサンス期風

入力プロンプト『woman and cherry blossom, the Renaissance』

ルネサンス期の緻密な表現や肌の柔らかさの特徴を持った画像が生成されました。

ダ・ヴィンチもルネサンス期を代表する画家ですが、ダ・ヴィンチと指定した場合よりも着物や桜の描画は安定しているように見えます。

画風を指定する場合のポイント

モネやダ・ヴィンチと指定した場合、学習元になるベースが指定した画家に限定されるため、描写対象によっては生成した画像のクオリティが安定しない場合があります。

また、マイナーな画家だとその画家の特徴が十分に再現されない場合があります。

特別な狙いや理由が無い場合は絵画のジャンルや美術史の区切りの名称で指定する等、なるべく大きな括りで画風を指定すると安定した生成結果が望めるのではないでしょうか。

また、画像の暗さが気になる場合は水彩画や鉛筆画など紙の白さを活かす場合が多い表現を指定すると暗さはかなり軽減されます。

Part2につづく